科学の世界で明らかにされているように、人間の感覚は付帯情報によって左右される。コカコーラとペプシコーラを飲んだときの脳の反応を調べたら、「これはコカコーラ」といわれたときの方が、実際にどちらを飲んでいるかにかかわらず、被験者は「おいしい」と感じたそうだ。しかもこの反応は、脳細胞のレベルで確認されたのである。つまり単なる「思いこみ」や「錯覚」ではなく、ブランドイメージというものが脳細胞レベルで影響し、実際に本当に「おいしい」と感じるのである。
とすると、オーディオ機器の評価で「これは300万円のマーク・レビンソン」「これは2万円の普及品」という情報を知った上で、それぞれのフェースプレートを見ながら比較試聴すればどうなるかは自明だろう。したがって、被験者には自分がどちらを聴いているかがまったくわからないようにするDBTでなければ意味がない、というのがDBT派の主張である。そしてそうしたテストを繰り返した結果、彼らはまともな品質の半導体アンプには値段にかかわらず統計的に優位な差はなく(つまり被験者がどちらか判別できない)、大半の人は真空管アンプと半導体アンプの差すら判別できないという。CDプレイヤーにも違いはない。ましてやケーブルやインシュレーターやラックに金をかけるなど愚の骨頂である。DBTで優位な差が出るのはスピーカーの違いと音楽ソースの録音の優劣くらいなものだそうだ。(だからそこに金をかけるのは筋が通っている)。
2009-03-03 (via gkojay) (via iterwtt)





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